2024年4月11日1件]

中国アニメ『時光代理人(じこうだいりにん) -LINK CLICK-』1期感想
面白い中国アニメとして取り上げられることが多いこちらのアニメ。
ジャンルとしては特殊能力×バディ×サスペンスもの。とても面白かったです!
第一話から緊迫感のあるストーリーやキャラクターの葛藤、演出に引き込まれて、一気に最終話まで見てしまいました。
Youtubeのアニプレックス公式チャンネルにて4月13日(土)まで全話無料配信中です。アニプレックス様ありがとう……(合掌)
最初は二次元美男子の模写練習に良さそう!と気軽な感じで視聴を始めたのですがすっかりハマりました。

あらすじ(アニメ公式サイトより引用)
繁華街の一角に佇む「時光写真館」。
そのさびれたドアの奥には、特殊な能力を持った2人の男がいた——。
写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)。
トキの幼馴染・リン(喬苓)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、「撮影者の意識にリンクし、写真の世界に入ることができる能力」を持つトキと、「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力」を持つヒカルはコンビを組み、過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していく。
『絶対に過去の改変をしてはならない』ルールのもと依頼を遂行していた二人だが、正義感の強いトキはつい過去に干渉してしまい、その行動はやがて少しずつ未来を変えていく——。


『時光代理人 -LINK CLICK-』第1話「エマ」【4月13日(土)まで期間限定配信】


♦時光代理人の好きなところ
登場人物の多くに葛藤や過去への後悔がある。
 それらが物語をドラマチックに盛り上げていてほんと泣ける……。

・ストーリーの展開が予測できない、緩急のある演出でスリルがある。
・演出が感動的。BGM,過去シーンの入れ方とか絶妙。
・事件を通して取り上げるテーマがある程度世界共通、だが中国らしさも感じられるライン。
 仕事、都市地方間の貧困差、自然災害、子どもの誘拐とか。
※子どもが●されそうな話は本っっ当に苦手なので見るのが怖かったのですが後悔していません。むしろ見てよかった😭
・キャラクターデザインが好き(INPLICK先生。韓国人です)

第1期がとても気になる終わり方をしたので、第2期が楽しみです!(今日から放送)
追記で考えたことや特に印象的だった回(ネタバレ)を書きます

+++
♦考えたこと
超能力の媒介として「写真」を用いるのですが、これがエモい小道具の役割を果たしていると思いました。
依頼者が持ち込む写真は幸せだった過去を象徴するものだからかな?
辛い現実との対比になって、なんだかそこにあるだけですごく切ないと感じることが多かったです。

♦特に印象的だった回
第三話~第五話
今回の依頼は『依頼人であるチェン・シャオの高校時代に戻り、当時伝えられなかった言葉をみんなに伝えること』

青春回……と思わせて自然災害回。どうしても感情移入してしまいます。
超能力を以ってしても避けられない自然災害。
もうどうすることもできない所が見ていて辛かった。
依頼人の母親と自分の母親を重ねたトキ。
相手は違えど、トキが二度も母親を亡くすことになってしまったのが最大の悲劇だったと思う。
(24/04/11訂正:トキの母親は行方不明?失くすといったほうが正しいかも……すみません!)

トキ「彼らを救えないなら、伝えた言葉に何の意味があったんだ……」
ヒカル「あの言葉は遺された者の後悔を癒してくれる」
←第7話でアンサー

どちらの気持ちも理解できるだけあって胸が締め付けられた。
ヒカル、一見冷徹に見えるかもしれないのですがめっちゃ優しいんですよね。。。
相手を包み込んでそっと寄り添うようなヒカルの優しさが好きです。
何だろう、今回の依頼は『風の電話』に近いものを感じました。。。😭

リン(幼少期)もめっちゃ優しい。
大地震が起きた後、激しく動揺しているトキの気持ちが落ち着くような言葉を掛けてる……。
こういう友達の存在ってすごくありがたいですよね。良い親友持ってるなトキ😭
久しぶりにドラマチックなアニメが見れてよかったです。畳む

1737文字 感想

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